PL96 階数
前文
ここで、複合建物の文節法と部分の規模がほぼ明らかになったとするーPL95 複合建物
また敷地もすでに決まっているとする
その敷地条件の範囲で、自分の複合建物を確実に使いものになるようにするには、各部分を何階建にするか決めねばならない。
各部分の高さは、PL21_4階建の制限に拘束されるのは当然だが、敷地面積と各部分に必要な床面積とにより大きく左右される。
問題
4階建の制限内で、正確には何階建の建物にすべきであろうか。
解決策
まず必要な床面積を決め、それを敷地面積で割り容積率を算出すること。
次に次表の容積率と周辺建物の高さから建物の階数を選ぶこと。
けっして敷地の50パーセント以上を使わないこと。
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各部分の階数を面積が明らかになったら、どの建物あるいは建物のどの部分をPL99_おも屋にすればよいかを決めること
建物の階数に変化をつけることーPL116_カスケード状の屋根
特に大地、樹木、太陽などを尊重した建物配置にすることーPL104_敷地の修復、PL105_南向きの屋外、PL171_木のある場所
面積算出にあたっては、最上階の屋根裏の床面積が、下階の床面積の4分の3どまりであること銘記することーPL117_守りの屋根
敷地の50パーセントを空地にするのがまったく不可能な(ロンドンの中心部やニューヨークのような)高密地区では、敷地を目いっぱい利用し、上階の50パーセント以上を屋根なしの庭にすることーPL118_屋上庭
各階の天井高は、最下階から最上階にかけて順に低くし、それに応じて柱間隔も変えることーPL213_補強柱の配分
1階建から4階建まで、階数にかかわらず同じ施工方法がとられるーPL205_生活空間にしたがう構造